奢る、奢られる問題 ~先輩・後輩編~
先日、インスタグラムでこんな投稿を見かけたので、ピックアップしてみる。
昔オレが外車買ったときに
メンターに自分の成長を見せるつもりで
「オレ、こんな車が買えるようになりました」
って言ったら
自分に金使ってるようじゃ
伸びシロねぇな、
人に金使えるようになって、一流だ
って言ってたの
byしみけん
確かに、人のためにお金使えたら、素敵だし人としてカッコいいなぁと思う。
だが、誰彼構わず奢るってどうなん?
ということではもちろんないので、今日はその辺について、奢ることの本質を掘り下げてみたい。
「奢る」とは?前提を考える
立場と人間関係について
「奢る」って最初に聞いて、上司→部下、先輩→後輩っていう上下関係を最初にイメージする人もいると思う。
逆に言えば、「奢る」行為によって、その上下関係を明しているとも取れる。
ここで、人間関係について、常に互いに利害が一致して成立するものだと思う。
一方的にお金渡せるヤツとか見たことないもん笑
そんなにお金あるなら欲しいですね。
利害の一致、ギブアンドテイクって一例を挙げると以下のパターンがある。
上司、先輩
give
奢る
take
説教をする、指摘する、総じてマウントを取る。
↑
↓
部下、後輩
give
説教と指摘を聞いてあげる、太鼓を持ってあげる、盛り上げる。
take
奢られる
この、相互の矢印が同価値なときに、初めて人間関係が成り立つと思う。
例えば、会社なんかの飲み会で
上司「奢ってやったのに、全然感謝しないし、話聞かない」
とか
後輩「あの先輩にひたすらマウント取られたのに、同じ金額払って飲み会とか..
せめて奢れや!」
このようにして、矢印のバランスが崩れると一方に不満が生じる。
極端な話、人間関係は崩壊します。笑
だったら、最初から奢らずにフラットな関係性でいたら良いと思うって?
ごもっともだ。笑
誰に奢るべきか?
今回は、奢ることを掘り下げるので、もうちょい読んでほしい笑
人間関係を成立させるために奢ったり、相手にマウントを取らせたりっていうのは、お互いにキツいときがあると思う。
経済的な事情、メンタル的なコンディション諸々..
なので、奢る側、つまり上の立場の視点で見たときに、奢る相手を見極めることも重要だと思う。
マウント取ったり、優越感に浸りたいのであれば、表情が豊かで、リアクションが濃い相手を選んだら良いと思う。
そこに生産性があるかは、知りまてん笑
僕自身が思う、奢ってもいい相手はこんな人間
- 面白い人、新しい視点や価値観をくれる人
- 何かに挑戦してる後輩、目標に向かって頑張ってる人
先ほども言ったように、人間関係は利害の一致だ。
新しい視点をくれる人には対価を払っても良いし、応援したいって思う人には、奢るっていう分かりやすい形の応援があると思う。
相手も自分に対して、時間っていう有限な価値を割いて会ってくれてるということも忘れたらいけない。
奢られる人間になるためには?
では、奢ってもらう立場の視点も考えてみたい。
先ほどの奢りたくなる人間をそのまま実行したらええやん。
って思うのが普通だ笑
だが、誰にとっても面白い人ならいいけど、みんながみんな芸人みたいにはなれない。
何か目標を持って動いてる人だけじゃない。
というジレンマがある。
で、あれば、その人のツボをリサーチして面白い人になったらいいと思う。
その人にとっての面白い人になるってある意味すごいgiveだと思うので、できる人は素直に尊敬します。ハイ。
また、現在、努力してることはなくても、「ココまではやった、」という過程の提示や「先輩だったらこういう事態のときどうします?」っていう途中経過を絡めた相談とかは有効だと思う。
それを聞いた先輩は「まだまだだなぁ..」と思いつつも、親身になってくれると思う。
これは、暗にマウントを取らせているともとれるので、有効だと思う。
まとめ
期待できるor頑張ってる後輩、新しい価値や視点をくれる存在には、応援を惜しまず奢ろう。
自分自身も、そんな風に見られるような人間になって奢ってもらおう。
お金が介在することで、人間関係って分かりやすくなると思うので、心から応援したいとか、人間的に好きって思ったら、奢っても良いと思います。
いや、そんな金持ちじゃないけどな笑
奢られるくらい面白い方はこちらからDMください笑
奢りに行きます笑