変われるきっかけと、原動力について 映画「40万分の1」を見て

 

先日、とあるきっかけで就活を題材にした映画「40万分の一」を見てきた。

 

きっかけって言っても、これやねん。

 

映画「40万分の1」は最強の就活×恋愛映画だったので観て欲しい - 意識高い系中島diary

 

 

 

 

 

僕にとって就活というのは、遥か昔のことなのだが、僭越ながら経験者からの視点も含めて、感想を書いていく。

なお、多少ネタバレを含むので、事前にご容赦ください。

 

 


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就活の映画=「何者」

という公式はなんとなく自分の中であったが、この映画は視点の違い、

就活と恋愛を絡めたところなど、何者とはまた別物と感じた。

 

 

 

 

あらすじ

初めて付き合った美人な彼女・真美にフラれてしまった奥手で童貞の徹は、 真美の新しい彼氏・大谷に対抗するため、うっかり業界No.1広告代理店の内定獲得を 狙っていると、真美に嘘をついてしまう。 しかし、漠然と大学生活を送ってきた徹は、三流大学のうえに就活準備ゼロの大学三年生。 何から手をつけて良いかすらわからず絶望する徹は、友人から伝説のOB・荻野を紹介される。荻野の奇想天外な就活トレーニングに挑戦していくなかで、社会の厳しさとともに、 徐々に「働く」ことに対して真剣に向き合いはじめる徹。

果たして、徹の就活と恋の行方は?
ときに泥臭く成長していく、就活青春エンターテインメント!

 

 

映画『40万分の1』予告編 - YouTube

 

 

このような流れで展開していったが、主人公の徹の成長・変化のポイントは以下の3つだったように思う。

 

  • 宣言したこと
  • ニーズに合っていたこと
  • 素直さ

 

 

 

 

 

宣言

あらすじにもあるように、徹は元カノを見返したいという思いから、

「大東広告を目指している」

と、元カノと、その今彼、親友の前で宣言してしまう。

 

 

 

 

あーーーーーーっ..

やっちまったよ..

オレだったらそこでそんな見栄張れねえわ..

と、ぶっちゃけ思いました。

 

 

 

しかし、学歴フィルターってやっぱあるんスかね?

ある程度、筆記試験で足切りっていうのは考えられる。 

けど、学歴フィルターなんてあんまり関係無くて、こんな感じで、高学歴は高学歴の、FランはFランの格付けを自分自身にレッテルを貼ってることが、学歴と就職先を紐付きさせている原因だと思う。

 

 

 

さて、話を戻そう

徹は確かに、その場では「身の程知らずのイタいヤツ」になってしまった訳だが、この宣言をしたことが、親友が助けてくれるきっかけになったと見ることができる。

 

親友がOB訪問の話を持ちかけてくれたことで、この後の就活においてのキーパーソンとなる大東広告に就職した同じ大学出身の荻野先輩との出会いに繋がる。

 

 

つまり、「目標を宣言をすると誰かが助けてくれることがある。」といえる。

 

 

 

 

 

 

ニーズに合っていた

荻野先輩にOB訪問をする直前、

親友から「あの先輩、気難しい人で有名らしいぞ」と、聞かされてしまった徹。

 

おわった..

 

童貞が敵う相手ではない

 

/(^o^)\

 

 

なんて、徹自身は思ったのだろうか、

 

しかし、荻野の目には童貞の徹を過去の自分に重ねて、どうしても見過ごせなかったと言っている。

 

これは、童貞で同じ大学出身と言う点でニーズに合っていたことが好転のきっかけ立ったパターンだ。

 

 

 

 

同じ大学から、大東広告を目指す学生はほとんどいないこと。

童貞

過去の自分に似ていたこと。

 

結果自体は偶然とも必然とも取れるが、徹はみんながみんな真似できる個性では無いことは確かだ。

 

つまり、人がやらないことをやることは、勇気がいるが、必ず求めているニーズはあると言えそうだ。

そして、主観的に見た欠点は誰かにとって、目をひく部分だったりすることも、この例をとって考えることができる。

 

 

 

 

素直さ

初めのOB訪問で、荻野は、徹のことを気に入ったと同時に、その人間性を見抜く。

見抜くっていうか、もう徹から広義の「童貞っぽさ」が滲み出てただけではあるが..

 

荻野は就活において、最低限の清潔感、身だしなみ、相手を分析すること、覇気が無いこと、などを指摘する。

 

(いや、普通に生活する上でも必要じゃね?とは思うけど..)

 

 

そして、内面的、外見的な部分から改造するために、芝居のワークショップに参加したり、髪型を変えたり、合コンに行ってみたり..

 

経験を通して少しずつ、周囲の反応が変わってくる描写もあった。

 

 

 

さて、ここで思ったことは、「客観的な意見を聞きいれる素直さが大事」ということだ。

 

徹自身が自分が変わりたいと思ったのは、間違いない。

しかし、ぶっちゃけてOBとは言え、初対面の知らんオッサンに「君のそういうところが就活やる上で間違ってるよ~(ドヤァ」

なんて言われたら、カチンと来ちゃうもんね?

 

で、「芝居やってみたら?」とか「合コン行ったことあんの?」とか言われた日には、素直に意見聞ける気がしない。

 

 

徹はどうだろう。

自分なりに、何が足りてないとか、誰に言われたとか、どう見られるかとか、戸惑いながらも、荻野の指摘と指示を素直に聞いて、まず始めている。

 

最初は、上手くいかないし、何のためにやっているか分からなくて苦しんでいるが、少しずつ軌道に乗り始めて、最後には自信を持って、大東広告の面接に臨んでいた。

 

 

 

自分だったら、どうか?

中途半端に大人になると、人の意見に耳を傾けることが難しくなる。

言われたことを自分の意見を入れたくなることもある。

 

 

でも、徹は違った。

先輩の意見を素直に聞いて、行動することをやめなかった。

 

もし、自分が荻野の立場だったらそんな後輩はかわいく見えるし、「コイツどうにかしてやりたい」って自然と思うはずだ。

 

 

 

 

まとめ

  • 宣言すること
  • ニーズを把握すること
  • 素直さ

この3つは、就活に限らず、仕事や学問にでも活かせることは多いはずだ。

 

特に就活では、具体的な目標を宣言しやすく、結果も明瞭だ。

相手が何を求めているのかを知ることはもちろん重要であり、

自分を見つめ直し、変えたいと思う気持ちがあれば、客観的な意見も素直に聞くことができるのではないか。

 

 

僕自身、就活のタイミングで気付いていたら、違う方向を見て、違う人と出会っていたのかもしれないなー

もっと早く言ってくれよー

などと、考えてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

いや、もう就活とかしたくねーけどな笑